今後のサイケデリカさん考察
はじめに…
使い始めて約2年の相棒です。
3月1日からの新殿堂施行により、今まで環境を牽引してきたドギラゴン剣やミラダンテはお休みになられます。
という事で、これからCS上位に食い込むと思われるデッキ達を相手に、我らが
『龍素記号Mm スペルサイケデリカ』
率いる、
通称『サイケデリカデリート』
の立ち回り方を書いていくわけです。
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環境考察的な独り言
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デッキレシピ伝承の儀
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〆(シメ)
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環境考察的な独り言
1.ジョーカーズ(3:7で不利)
今をトキめくイカレ野郎、ジョーカーズ。
最速3ターンで相手の盾を全てブレイクし、プレイヤーアタックまで決めるヤクザ。
Q.どうやって勝つか?
このデッキはどう頑張っても最速でデリートを撃つことが出来るのは4ターン目。
そのため、ジョーカーズに上振れで轢き殺されてしまう事も多々。
結論.まず祈る事から始めてみよう。
先攻を取ることが出来ればコイツらも怖くない。
じゃんけんに勝つ&相手の下ブレを祈る。
これで微不利〜五分には持ち込めるはず。
2.赤単轟轟轟(1:9でほぼ無理)
異次元のスピードが自慢の爆速野郎。
天文学的数字にはなるが理論上1キル可能。
ガチガチに組み上げたデッキがコイツの上振れによって全て無に帰す事も多々。
Q.どうやって勝つか
相手の速さには間違いなく敵いません。
しかし、我らには心強い『S・トリガー』があるではありませんか。
相手がトリガーを踏んでこちらがカウンターでオールデリートを唱えてしまえば勝ち。
結論:相手が踏めば勝ち
相手が踏まなきゃ…あとは分かるね?
3.青単ムートピア(5:5の五分)
スコーラーってイラストかわいいですよね。
嵐活動休止はかなり寂しいですね。
でも盤面0から勝ちまで持っていくポテンシャルを秘めたヤベー奴らです。
Q.どうやって勝つか?
【1コストの呪文を中心に使用】し、デッキをガンガン回した後でパターン入るデッキなので、『奇天烈 シャッフ』を搭載して相手の動きを封じ込めてやりましょう。
ただ、このデッキもジョーカーズと同様に最速3ターン目に動いてくるので…
A.ここでも天に祈り、最速でシャッフをプレイしよう。
青単ムートピアは安定性がかなり高いので、比較的強い思いを持って祈る事が重要です。
(経験談ですが、青単ムートピア相手にこちらがシャッフを3体召喚したら相手がたまらずサレンダーしたので、シャッフの強さは偉大です。)
4.バイク(0:10の捨て対面)
禁断を搭載したオールデリートの天敵。
シャッフを投げてもすぐにレッドゾーンが破壊してくる。
Zのおかげで盾焼却もしてくる厄介な奴ら。
正直、轟轟轟と同じ立ち回りが要求されるがどうにもならない相手なので勝ち方もクソもない。願わくば環境に上がってこないで欲しいものである。
ただ、「S・トリガー」に全てを委ねてみてもいいんじゃないかな?
5.チェンジザ(1:9に近い2:8)
書いてる事がクソコラな奴です。
このカード主軸のデッキはとても増えました。『時の法皇 ミラダンテⅩⅡ』が規制されても、まだまだ勢いのあるデッキです。
Q.どうやって勝つか?
このデッキの怖い所はミラダンテが出てくる事と、チェンジザの効果で『ジャミング・チャフ』を唱えられてしまう事や、
各種超次元呪文から登場する『勝利のリュウセイ・カイザー』による遅延です。
これらは全て【5コストのカード】なので、幸いにもシャッフで妨害出来ます。
しかし、このタイプも2→4の動きが保証されていて安定感があるため…
A.じゃんけんに勝ち、シャッフを最速でプレイする
これが出来るか出来ないかで勝率はぐーんと上がります。
じゃんけんもデュエマの一要素かな。
相手がここまで積んでくるツインパクト型のチェンジザの場合、まず勝てません。
コスト5か3で2択押し付けるのやばすぎ。
…ラッキーナンバー4枚積めるのやばくね?
って思ったけどこれないと青単ムーがイキリ散らすからアカンわ。
6.ドルマゲドン(7:3の有利対面)
『威牙の幻 ハンゾウ』の殿堂解除によって更なる勢いを見せることが期待されているデッキタイプです。
しかし、我らにとってこのデッキはかなり有利な対面だったりします。
Q.どこに気をつければ?
正直なところ、『赤黒ドルマゲドン』が大穴でプレイしてくる『復讐 ブラックサイコ』だけが怖いカードです。
『爆霊魔 タイガニトロ』もいますが、サイケデリカをしっかり手札にキープ出来ていれば問題ありません。
…ただ、モーレツに注意しなければならないカードが1枚。
それがこの『凶鬼02号 ドゴンギヨス』です。
コイツを最速で投げられてしまった場合、『勝利のリュウセイ・カイザー』の遅延よりも酷い目にあってしまいます。
コイツの伸び方次第では「赤黒ドルマゲドン」の勝率は五分までに落ち込む事が懸念されます。祈りましょう。
7.黒緑ドルマゲドン(7:3で有利)
一時は環境のトップメタとして環境にも登りつめたこの「黒緑ドルマゲドン」。
『デスマッチ・ビートル』や『Dの牢閣・メメント守神宮』を駆使し、様々なデッキと刃を交えた新精鋭のデッキです。
しかし、このデッキも我らにとっては比較的余裕を持って立ち回る事が出来ます。
Q.どこに気をつければ?
『黒緑ドルマゲドン』が採用している『解体人形 ジェニー』にも注意が必要ですが、オールデリートを捲るチャンスがあるカードを2枚以上手札にキープ出来ていれば怖くはありません。サイケデリカなら特に。
しかし、「赤黒ドルマゲドン」同様『凶鬼02号 ドゴンギヨス』を採用する可能性のあるデッキである以上、勝率の低下が懸念されます。慢心してはいけません。
(とある使用者いわく、このデッキは剣やダンテの環境デッキが軒並み消えたせいで相対的に弱体化したデッキらしい。真相はいかに。)
8.卍デ・スザーク卍(8:2で有利)
名前の割にイイ波乗ってるとは言えない朱雀さん。某黒単朱雀のプロいわく、新環境では相対的に弱体化をしてしまったらしい。
このデッキも我らにとっては有利対面なわけです。
Q.どこに気をつければ?
相手のセンスある「ハンデス」に気をつけたいところです。要注意カードは『堕魔 グリペイジ』です。
あと一応、『卍月・ガリュザーク/卍・獄・殺』をケアしつつ動くことで、とても楽に戦えることでしょう。
慢心してはいけません。(2回目)
9.青魔道具(3:7で不利)
最近非常に勢いのあるデッキ『青魔道具』ですが、このデッキかなり厄介なんです。
Q.どうやって勝つの?
このデッキの核『卍新世壊卍』のせいでシャッフは無力と化してしまいます。これでは妨害戦法が使えない為、
A.最速でサイケデリカをプレイし、オールデリートを使用する
これが勝利のカギです。初歩的ですね。
相手の『卍新世壊卍』がプレイされていなくても、シャッフに寄り道する理由はあまりありません。ここは気をつけたいです。
ところで青魔道具どこいった?
10.赤青覇道(5:5で五分)
昨年のエリア代表戦では猛威を振るった『赤青覇道』というデッキ。
2ブロックだけでは飽き足らず通常環境までに侵攻してくる始末。
挙句の果てにはあの『轟轟轟ブランド』まで採用してしまう。
まさに、「業突張り」である。
案の定、環境最強格に上り詰めました。
ドギラゴン剣殿堂でこのデッキに乗り換えた人も結構いるのでは?
Q.どうやって勝つの?
このデッキの非常に恐ろしい点は『必駆・蛮触礼亞』で『勝利龍装 クラッシュ"覇道"』を踏み倒して出してくることなわけです。
しかし、このデッキに対しても『奇天烈 シャッフ』が大活躍するわけです。
A.先行を取って、シャッフで解決!
ここで気をつける点が1つ。
『必駆・蛮触礼亞』はコスト5の呪文だ。
間違ってもシャッフの効果でコスト「3」を宣言して生き恥を晒す事は無いように。
11.赤白轟轟轟(3:7でキツめ)
赤単よりかはインテリ要素がある(?)赤白轟轟轟になります。
赤白轟の場合、2コスト隊で攻めてくる場合が多いので、これまた「奇天烈 シャッフ」でなんとかかわしてサイケデリカに繋げていきたいところです。
赤単より速度は控えめとはいえ余裕でしばかれるのでこっちが下ブレたら終わりです。
じゃんけんに勝つのは必須スキルです。
意外と気をつけたいヤツ
リリアングから「超次元サプライズ・ホール」で出てくるこの「イオの伝道師 ガガ・パックン」には少し気をつけたいですね。
まぁ、択によっては誤差の範囲ですが。
12:墓地ソース(3:7で不利)
ゲロ強デッキ。
この対面は互いにじゃんけんを制し、自分のやりたいムーブを押し付けることがジャスティスです。なので…
4Tサイケデリカ!俺の勝ち!対あり!
これに尽きます。
互いにメタもクソもねぇ対面です。
かなりやってて楽しい対面でもあります。
墓地利用ピンポイントメタ、クローチェ
墓地ソースと黒朱雀には「龍素記号sr クローチェ・フオーコ」がぶっ刺さりますね。
しかもしかも!種族がクリスタル・コマンド・ドラゴンなので、サイケデリカさんにもバッチリ反応してくれる。強い。
墓地利用デッキが増えてきたら採用優先度がかなり高まることでしょう!
13.バラギアラ(多分2:8で不利)
もはや鉄板ネタと化した五等分の花嫁
バラギアラの対面は重ねてないため推測となります。しかし、「魂フエミドロ」でマナを伸ばされ「本日のラッキーナンバー」で遅延されてバラギアラ出されたら負けるのは確実です。
ただ先攻さえ取れればかなり優位に立ち回る事が出来ます。
シャッフをはさんで妨害札をかわしつつ堅実にいくか、速度特化4T着地の2択にはなりますがそこはケースバイケースとなります。
あとは「ヒキ」次第です。ギャンブルかな?
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デッキレシピ伝承の儀
こちらが私が可愛がっている2019年3月2日版、新殿堂完全対応の「サイケデリカデリート」でございます。
パーツの役割解説を少々。
文字だらけでほんとうに申し訳ない。
「霞み妖精ジャスミン」×4
「桜風妖精ステップル」×2
「再生妖精スズラン」×4
2コスト隊の選出理由は…
「非多色であること」
自分が目指す最速先攻4T着地をする場合、
2ターン目に1ブースト
3ターン目に2ブースト
4ターン目のトップで単色を引く
となるのですが、多色が入る場合、この4ターン目のムーブが非確定になってしまいます。
これは自分はかなり残念だと感じるので、ここ3種類を採用しています。
人によっては青マナの比率を考えて「電脳鎧冑 アナリス」の採用をする方もいます。
ここは完全にお好みです。
「終末の時計 ザ・クロック」×2
これまたお好みポイントです。
個人の考えですが…
「赤青覇道」や「ジョーカーズ」のような是非ともクロックを踏んで頂きたい対面から「青単ムートピア」や「墓地ソース」のような踏んだところでどうにもならない対面の全てを見ると考えた時、デッキ内の自然文明カードと相談した結果、2枚積みが丸いということに落ち着く。
ちなみに…
時計1枚→ムーブの引っ掛かりはほとんどないものの、受けの弱さと青マナの供給不足に悩まされる。
時計4枚→ムーブの引っ掛かりが気になり始める。受けは前者と比べて信用度は高いがそれでもお祈りである。青マナは潤沢にあるため色事故はほとんど起こらない。
といった使用感のもと、2枚積みとなりました。
「ホーガン・ブラスター」の採用
一言で言います。
9:1以下のゲロ不利な対面ににワンチャンあるから。
以上です。
気になった方は組んでみても…よろしくて?
まかり間違って、これを見て「サイケデリカデリート」を組んで遊んでみようと思った方々向けへのお願いとなります。
1.偏差がとても大きい。
ここまで環境デッキ相手の立ち回り方を考察してきましたが、こちらはあくまで、「環境相手にワンチャン作れるカジュアルデッキ」だと言う事を忘れないようお願いします。
2.調子がいい時と悪い時の波が激しい。
約2年このデッキを使ってわかりましたが、このデッキはとことん好調不調の波が激しいです。
1ヶ月ずっと公認大会1没なんて時もあります。
寛大な心を持ってこのデッキと接してあげてください。
〆(シメ)
こんな地雷デッキですが、実は様々なデッキにワンチャンを作る事が出来るかなり面白いデッキなんです。
実際CSのサブトーナメントで上位入賞した例もいくつか見ています。
もしこの『サイケデリカデリート』に少しでも興味を持って頂ければ幸いです。
長々とありがとうございました。
失礼します。